遺伝子とケミカルに基づく植物バイオマス増産技術

ブラシノステロイドは、植物の成長・環境ストレス耐性・病害抵抗性を総じて促進させる生理活性を持っています。私たちが、このシグナル伝達で働く因子として新しく発見した遺伝子群は、このような促進作用を向上させる機能を持つものがあることが判ってきました。これらの主に実験植物アラビドプシスを使って探索した遺伝子群や、新しく見つけた植物形態制御ケミカル群について、実用植物であるイネやサトウキビの遺伝子組換え技術やゲノム編集技術に適用することによって、食糧増産やバイオエネルギー増産に役立てることを目指しています。

関連する推進中の研究プロジェクト

生物系特定産業技術研究支援センター
イノベーション創出強化研究推進事業 基礎ステージ (2018 – 2020)
http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/brain/innovation/H30/introduction/saitaku_kadai_h30.html

生物系特定産業技術研究支援センター
イノベーション創出強化研究推進事業 応用ステージ (2021 – 2023)      https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/innovation/news/2021/139231.html

(主担当:中野雄司)