ステロイドホルモンの進化と多様性

ステロイドホルモンは、動物や昆虫から植物に至るまで広く進化的に保存される生理活性化合物です。ステロイドホルモンは、ステロイド骨格という共通の化学構造だけでなく、少なくとも生合成酵素の幾つかには高い保存性があります。

当研究室では、ステロイドホルモンが生合成だけではなく情報伝達機構においても進化的保存性を持つ可能性、植物ステロイドホルモン情報伝達機構が哺乳類の情報伝達機構と共通性を持つ可能性、について研究を進めています。また、植物ステロイドホルモン・ブラシノステロイドが哺乳類において生理活性を持つ可能性についても研究を進めています。

関連する特許

特許登録2012-121872(国内特許、設定登録日:平成27年3月6日)
「免疫賦活剤」

(主担当:中野雄司)